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北のシュガポン

砂糖ジャンキーな北大生が発信。毎日21時更新予定。

【おすすめ洋画】「ジャックはしゃべれま1,000(せん)」【映画レビュー】

「1000の単語をしゃべり終えたとき、僕は死ぬ」。かなりぶっとんだ設定で僕の中で話題になっている映画が、「ジャックはしゃべれま1,000(せん)」(原題:A Thousand Words)。製作は2012年、主人公ジャックを演じるはエディ・マーフィさん、日本語版吹き替えは(安定の)山寺宏一さん。

ウィキペディアによると、劇場公開はされなかったみたいですが、エディ・マーフィの演技が光る一作だと思います。…

 

 

 

 


あらすじ

出版代理店で働くジャック・マッコールはその話術で自らのキャリアを作り上げてきた。利益のためなら嘘をつくこともいとわない、生粋の口八丁。

ある日、本の出版を掛け合うために人気スピリチュアル指導者のシンジャと出会い、その晩、自宅にシンジャの元にあったはずの「菩提樹」が生えているのを見つける。その木はジャックの体とリンクしており、木に斧を入れればジャックの体も傷つき、水をかければジャックも水浸しに。

そして最も重要なこと。ジャックが言葉を1つ発するたびに、木から葉っぱが1枚落ちる。そして全ての葉っぱが落ちた時、木は枯れ、そしてジャックも同じく…。そのことに気が付いたとき、木にはすでに1000枚の葉しか残されていなかった。

しゃべっちゃだめ。書いても葉は落ちる。一体どうすれば?

 

 

 お勧めポイント

エディ・マーフィーの名演技

注目すべきはやはり主演のエディ・マーフィーの演技ですね!序盤の早口早回しからの、中盤以降にかけての半サイレント演技が最高。

こちらは序盤のシーン。ジャックがセラピーを受けているところですが、セラピスト相手にマシンガントーク。セラピストに一言もしゃべらせない。セラピーの意味ないっていう笑。

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こちらは中盤のシーン。しゃべてはいけないことに気が付いたところですね。カフェでの注文に四苦八苦するジャック。ボディランゲージで何とか伝えようとしますが・・・

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この表情笑。 ちなみにショットのコーヒーを頼みたかったようです。

 

 

中盤の超絶ギャグ展開

しゃべることがほぼ出来なくなったジャック。しかも、体は木とリンクしている。このことが彼の生活を大きく狂わせます。

例えば、このシーン。これ何のシーンだかわかります?

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 「?」が浮かんだ方もいると思いますが、これ全部しゃべるタイプのぬいぐるみです。電話口にいる商談相手と何とか取引を成立させるために編み出した、意思疎通の方法です笑。相手の話に合わせてぬいぐるみにしゃべらせるんですね。コントかな?

この商談は何とか成功するものの、相手と直接会わなければいけないときはどうしようもない。助手の手も借りながら切り抜けようとするのですが・・・。

 

他にも、中盤以降はギャグ展開がてんこ盛り。役者の皆さんの演技も相まって、爆笑ものです。特に、ジャックの必死さと周りとのギャップ。見どころです。

しかし、ギャグといっても素直に笑えない部分も多々あります。というのは、しゃべれないおかげで様々な悲劇がジャックに降り注ぐから。この辺は実際に見て確かめていただきたい。

 

ぶっとんだ設定からのラストへの流れ

さて、終盤に差し掛かって。この辺を詳しく解説すると見どころが減ってしまうので、僕のお気に入りのシーンだけ簡潔に紹介します。

 

紹介するのは、先ほども出てきたカフェでのシーン。もう言葉も尽きかけたジャックが、人間関係を清算するべく色んな人の元を訪れているところです。

ビートルズの熱狂的ファンである顔見知りの店員に、ジャックがビートルズのレコードをプレゼント。しかも初回プレス版。

「本当に僕にくれるの?」と尋ねる店員に、「Yes.(ああ。)」と答えるジャック(命がけの一言(本当に))。そして店員がお礼を言う。「Thank you.(ありがとう。)」

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そして、ジャックが一言。

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「Thank you.(こちらこそ。)」

 

ここのシーンで一番痺れたのが、ジャックの「Thank you.」の言い方。普通の会話だと、「サンキュー」と繋げて発音するところを、あえて「サンク ユー」と切って発音するんです。この一言一言を大切にしている感じ。この映画の魅力がいっぱい詰まっていると思います。ここは必見。

 

これ以降の展開も見ものです。自らの父親と確執を持ったジャック。死を間際にしてどう自分と向き合うのか。ここからは実際に見ていただきたい。

 

 


 …いかがでしたか?

笑いあり、涙ありの作品です。是非ご鑑賞を!